はじめに
日本を代表する絵文字のひとつが「見ざる🙈・言わざる🙊・聞かざる🙉」です。
世界でも広く使われており、SNSやチャットでも頻繁に登場します。
この記事では、その由来と絵文字ごとの意味、そして実際の使い方を紹介していきます。
由来と文化的背景
この三猿は古くから「見ざる・言わざる・聞かざる」として日本文化に根付いています。
日光東照宮の彫刻は、子供の成長を物語形式で表した一部であり、「幼い頃は悪事を見聞きせず、悪い言葉を言わずに育つべき」という教訓を示しています。
のちに海外でも知られるようになり、英語では “See no evil, Hear no evil, Speak no evil” として定着しました。
絵文字が普及した現代では、シリアスな意味合いよりも、ユーモラスで気軽な使い方が広がっています。
絵文字
見ざる🙈
「見ざる」は両目を手で覆った猿の絵文字。
本来は「悪いものを見ない」という教訓を表していますが、SNSでは「恥ずかしい!🙈」や「見なかったことにしておこう🙈」のように、照れ隠しや冗談交じりのリアクションで使われます。
聞かざる🙉
「聞かざる」は耳をふさいだ猿の絵文字。
意味は「悪いことを聞かない」。
現代のチャットでは「もう聞きたくない!🙉」や「知らないふりしておく🙉」といったニュアンスに使われます。
少しコミカルに使えるため、友人同士の会話でも人気です。
言わざる🙊
「言わざる」は口を手で覆った猿。
由来は「悪いことを言わない」という教えです。
SNSでは「内緒だよ🙊」や「言っちゃダメだけど…🙊」のように秘密や噂話の雰囲気を出すときにぴったりです。
絵文字の使い道・例文
恥ずかしいとき
「恥ずかしい!🙈」
「見なかったことにしておこう🙈」
うるさい話題を避けたいとき → 「もうやめて〜🙉」
「もうやめて〜🙉」
「知らないふり🙉」
秘密を共有するとき
「ここだけの話だけど🙊」
「内緒だよ🙊」
このように、感情のニュアンスを柔らかく伝えるのに便利です。とくにLINEやTwitterなどカジュアルな場面で多用されます。
終わりに
🙈🙉🙊は、日本発祥の文化的モチーフが世界中で親しまれている代表例です。
本来の「悪事を見聞きせず言わない」という教訓だけでなく、現代では「恥ずかしい」「秘密」「聞きたくない」など、気軽な感情表現にも使われます。
あなたも会話の中に取り入れて、ちょっとした遊び心を加えてみてください。